タロットカードは全部で78枚
その中でもいかにも神秘的でタロットらしいのは
小アルカナと呼ばれる22枚のカード。
タロットは占いというイメージだけれども
実際に持って眺めてみると、無限のストーリーが生まれる
本のようだと感じる。
神秘的で象徴的な図柄は
ユングが「元型(アーキタイプ)」と言ったような
普遍的なイメージを喚起して、無意識の世界と響きあう。
元型とは…
ある民族ないし人種が同様の経験を反復するうちに,一定の精神的反応を示すようになり,特有の集団的無意識をもつにいたる。その具体化がアーキタイプで,神話や伝説に顕著である。 (ブリタニカ国際大百科事典)
代表的なものは母親元型ーグレートマザー、父親元型ー老賢人、アニマ、アニムスなど
誰の心のなかにも元型的イメージがあって
タロットを使って、その方の心に強く作用している元型的イメージに触れたり
どんなストーリーが展開されているかを読み解くことができる。
人は無意識に再生し続けるストーリーによって
人生で似たようなパターンを繰り返しつつ生きていることがほとんど。
パターンを変えたければ、自分の無意識の中で
どんなストーリーが展開されているか知るのが一番早い。
視座を変えると、ストーリーの展開は
瞬く間に変わっていくのだ。
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